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HN:
黒崎陸
性別:
女性
趣味:
読書、お菓子作りという名の実験
自己紹介:
読書が大好きです。

小説も漫画もよく読みます。

小説は推理物(短編:長編=6:4)を主に、漫画は少年少女ごちゃまぜです。料理の本や旅行のガイドブックを眺めるのも好きです。

最近はREBORN!と九条菜月が好き。
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日記や読んだ本・漫画、聴いた音楽の感想など。 SPLAYとREBORN!が大好き。
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久しぶりに本の感想でも。

「夜の虹 ~灰色の幽霊~」 毛利志生子・作

あらすじ : 人が死に至る時の情景を見る能力を持つ少女オリガは、エルツベルガー男爵の屋敷に招かれ、犬の肖像画を依頼される。ある日スケッチをしに屋敷に向かうと、男爵は不審死を遂げていて!?また、死んだはずのオリガの父ハルコルト男爵を目撃したという証言も舞いこんで、オリガは地区警察副署長のロジオンとともに真相を探り始めるのだが…!?ロマンティック・ロシアン・ミステリー第二弾。


以前、ブログで上げていた「夜の虹」の続編です。
事件は解決したけど大きな謎がまだ残っていて、続きが気になっていたのですが…
まさか続編が出るとは思っていなかったので驚きでした!シリーズ化してくれて嬉しいです。
(毛利さんの作品は続きが気になるものでも1巻だけで終わってたりするので…「クロス」とか「ホームズ・ホテル」とか)

1巻目と同じく、これも一気に読み上げてしまいました。
それでも4時間近くかかった…何せ挿絵なしで300ページ超え。
絵が綺麗なので表紙絵と登場人物紹介しか絵が無かったのは残念でしたが…それでも十分に面白かったです。
内容の方はあらすじの通り、主人公のオリガが、殺された男爵とそれに関係する人たちにまつわる事件を解決するために奔走します。そこにユダヤ人への迫害など歴史的な背景も入ってきて、全体的には暗めの話になっています。
相変わらず食事のシーンでのロシア料理の描写が美味しそうで、ドレスやら室内の装飾品やら、読んでいると当時の雰囲気が伝わってきます。
推理もの、というよりはミステリーロマン。
コバルト文庫というと恋愛モノが多いイメージがあるのですが、これはほんの少し……というか、ほとんどないです(笑)
警察副署長でオリガに協力してくれる優しい青年ロジオン。
優秀で魅力的なイギリス人弁護士でオリガの婚約者のアーサー。
無愛想で冷たい憲兵将校のレオニードはオリガの天敵。
と、それぞれ個性的な男性3人に囲まれているというのに。
1巻に引き続き、ロジオンが一番出番が多く、オリガを助ける役回りになっていて関わりが深い気がします。でも婚約者はアーサーなんだよなあ…うーん。
個人的にはレオニードが一番好ましいです。年頃の女性のお見舞いに魚って…!
オリガがまだ恋愛感情を抱くまでに至っておらず、誰と最終的にくっつくのかも気になります。
そして、オリガの父親の死の謎に関係する新たな人物も登場。
まだまだ謎は多そうなので、早く続きが出ないかなあ、と今から楽しみです。


そして、
拍手下さった皆さま、ありがとうございました!!
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久しぶりに一気に小説を読みました。

「霧の中の戦慄」 赤川次郎・作

内容:16歳の少女・綾は、父親を不慮の事故で亡くし、スイスの寄宿学校に留学することになった。寄宿舎での1日目、不思議な睡魔に襲われた綾は意識を失う。そして気がつくと、なんと1888年のロンドンで「アン」という名で暮らしていたのだ!街は、殺人鬼(切り裂きジャック)の影に怯えていた。以前からこの事件に興味をもっていた綾は、自分の手で捕まえると意気込むのだが―。時空を超えて繰り広げられるミステリー。
(「BOOK」データベースより)


先の展開が読めずに、ストーリーがぐいぐいと一気に進んで、久しぶりに結末を先に読みたくないお話でした。(4分の1くらい読んだら、途中で結末を読んでしまうことが多いせっかちなのです)
場面展開が目まぐるしいけど、その分映画のようにシーンが頭の中に浮かんで、とても面白かったです。
ただ、最後がすごくあっさり終わってしまって・・・ちょっともったいない気も。

赤川次郎さんの作品は「三毛猫」も「吸血鬼」シリーズも小学生の頃から読んでいるのですが、気負いをせずにさくっと読めるので好きなのです。

2、3時間もあれば読み終わるので、時間とお金に余裕のある方、ぽかりと空いた時間にさらっと読んでみるのはいかがでしょうか。
続きが気になること間違いないです(笑)


そして、
拍手下さった皆様、ありがとうございました!!

拍手お返事は続きを読むからどうぞ↓

唐突ですが、お気に入りの小説を紹介。

「風の王国 花陰の鳥」 著者・毛利志生子

あらすじ◆ソンツェン・ガムポ王が二人目の王妃を探しているというお触れに、吐蕃(とばん)中の若い娘たちがヤルルンに集まっていた。モン家の娘、ティモニェンもそんな立候補者の一人。しかし本当の動機は、しつこい求婚者をふりきりたかったため。そして父を殺した王がどんな人物なのかを、じかに会って確かめたかったため・・・!天真爛漫な少女に周囲は驚きを禁じえなかったが、運命の少女は何をも恐れず!?


毛利志生子さんの「風の王国」シリーズの番外編で、主人公や時代も別なものですが、シリーズ中で一番好きだったりします。
悲しい事件が起こり、厳しい状況にあってもなお、主人公のティモニェンの楽天さと桁外れの実行力が素敵で無敵。
ソンツェン・ガムポ王の尊大な態度や、度々ティモニェンにちょっかいを出すところがときめきます。
年に一度は読み返すような、そんな作品です。
(ちなみに今日のブログに書いたのも偶々読み返してたから)

本編の方も好きですが、一番を選ぶとしたらこれ!です。
本編を読まなくても、これ1冊だけで十分内容がわかるというのもよいです。
あ、もちろん本編を読んでいても、もっと楽しめます。

歴史好きでちょっとときめいて感動したい!という方におススメです。
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